豊田でロレックス (Rolex) エアキングなどの買取はお任せ!豊田の買取店のロレックス(Rolex)エアキングの話
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今回はブランド腕時計『ロレックス エアキング』について詳しくご紹介させていただきたいと思います。
◯エアキングの歴史
数あるペットネーム付きモデルのうち、古くから存在している「エアキング」の登場は1940年代頃だと言われています。
その当時、ロレックスは実用性を大きく向上させた腕時計の歴史的3大発明として広く認知されている、「オイスターケース」と、「パーペチュアル」の2つの機能を搭載した「オイスターパーペチュアルシリーズ」に多くのペットネームを付けたモデルを発売しており、そのラインナップの1つとして「エアキング」がありました。
現在の主流なモデルよりもずっと前に、ペットネーム付きの元祖として確立していたなんて驚きですよね。
高価なモデルが多いロレックスの中では比較的リーズナブルな価格設定の為、「ロレックス入門の一本」と現在では認知されています。
様々なペットネームの付いたモデルが、年月が経つにつれて生産終了となっていく中、エアキングはロレックス愛好家からの根強い支持があったので、独立したモデルとして以後も腕時計の長い長い歴史を歩むことになります。
一時、エアキング表記付きモデルが突然消えた時期などもありましたが、現在に至るまでラインナップされているロレックス最古のペットネームモデルがエアキングという存在なのです。
◯ペットネームとは
ロレックスには様々な用途に応じたモデルが存在しています。基本的には、数字やアルファベットを羅列した型番でモデルは差別化されておりますが、中にはそのモデル自体に愛称がつけられたものがあり、その愛称のことを「ペットネーム」と呼びます。
腕時計好きなら誰しも一度は耳にしたことがあるはずの「デイトナ」や「サブマリーナ」、「エクスプローラー」などがこれにあたり、多くは文字盤に名前が記載されています。しかし、中には記載されていない物などもあるので、これが一概にモデル=ペットネームと定義してしまうには難しい点でもあります。
例えば、今でも愛されて続けているデイトジャストの派生モデルである「サンダーバード」という名称はロレックスにおける正式名称、所謂ペットネームではないのはご存知でしょうか。
こちらは、アメリカ空軍のアクロバットチームである「サンダーバーズ」の隊長の引退を記念して作られたモデルであるため、親しみを込めてサンダーバードと呼ばれるようになったという背景があるのです。
ペットネーム付きモデルとそうではないモデルの違いの結論としては、「ロレックスが公式に公表していないモデルにはペットネームがついていない」という認識で良いのかもしれませんね。
◯エアキングとは
では、エアキングはロレックスの中でどのようなモデルなのでしょうか。端的にお伝えすると、数ある男性用ラインナップにおいて、「シンプルなデザイン、必要最低限の機能、日常使いに適したサイズ、それらの要素を持ちながらリーズナブル」という特徴を持った物なのです。
もう少し特徴について深堀りしていきますと、ロレックスの売りである実用性(ムーブメントの精度や、防水性)は他の高価格帯の多機能モデルなどと同じであるにも関わらず、腕時計本来の使用目的である時間を確認する以外の機能やデザインを削ぎ落としたモデルとも言えます。
日付表示機能(デイト機能)を省いたシンプルな時刻のみの表示は、他モデルと比べて一見不便であるとも思えますが、日付表示機能を搭載したモデルにおいて時折必ず行わなければならない面倒な「日付修正操作」をわざわざ行わなくても良いというメリットがあるとも捉えることができますね。
大型化した現行モデル以外のエアキングは、通常のデイトジャストより時計の直径が最大で約2mm程小さい設計になっており、細身の方に非常にマッチし、軽く扱いやすい時計です。
さらに、上でもお伝えしましたがエアキングを語る上でかかせないポイントでもあるリーズナブルな点も魅力の1つです。
例えば、サブマリーナデイト116610LNのメーカー希望小売価格は874,800円(税込)ですが、エアキング114200は518,400円(税込)です。出た年代やデザイン、機能、使用用途が両者異なるため一概に比較できる対象ではないのですが、それでも価格として約35万円の差があります。この価格差は腕時計を所有している方であれば非常に大きいと感じるのではないでしょうか。
また値段で例えるのであれば、オメガの定番モデルである「シーマスター アクアテラ」のクォーツモデルのメーカー希望小売価格は35万円を下回っています。となれば、サブマリーナデイト1本の購入費用でエアキングとシーマスター アクアテラを所持できてしまうことになります。
つまり、ロレックスの中でも比較的入門モデルのエアキングを選択するということは、考え方によってはもう一本他ブランドの高級時計を購入できるぐらいのお得感があるとも言えますね。
このように、エアキングは「あえて余計な機能を必要とせずシンプルな時計が(で)良い」、「ロレックスというブランド高級時計をリーズナブルに手に入れてみたい」という2つのニーズを満たすにはうってつけのモデルなのです。ロレックスのラインナップの中でもトップクラスの人気とは言い難く、一癖も二癖もあるエアキングですが、少しでも魅力的に感じていただくことはできたでしょうか。
◯エアキングのモデル変遷
・初代 「Ref.5500」
エアキングが登場する1940年代頃というのは、飛行機の性能が飛躍的に発展し長距離飛行実験などが始まった時代です。そのため、ペットネームであるエアキングはその名の通りパイロット向けとして制作されたのです。
1940年代の後半、初代エアキングである「Ref.5500」が登場しました。こちらのモデルはなんとそこから約44年間もの間マイナーチェンジを行いながら発売され、最終的には1988年まで販売されていたロレックス屈指のロングセラーモデルなのです。
33mmケースサイズ、シンプルで視認性の高い文字盤、そしてAir-Kingのロゴが特徴です。
またエアキングはオイスターパーペチュアルシリーズとしての展開であったため、文字盤デザインが豊富なのも特徴です。ムーブメントはノンクロノメーターのCal.1530を採用。その後1970年代頃からハック機能が搭載されたCal.1520へ移行しました。
もともとエアキングはデイト表示なしの時刻表示のみの仕様でしたが、中には派生モデルとして1960年~1970年代に日付表示付きのエアキングデイト(Ref.5700)も登場しており、ごく少量しか生産されず現在でも貴重でありとても価値が高いことでも知られています。
・2代目 「Ref.14000」
1990年代、40年以上販売が続いていたRef.5500に大幅なモデルチェンジが行われました。
ケースサイズが1mmサイズアップ、プラスチック風防からサファイアクリスタルとなったことが変更点です。
また、最も大きな変更点はキャリバーが3000番台に入ったということです。ロレックスは、キャリバーを一新して新リファレンスを出すということがよくあり、このCal.3000はエクスプローラーIのRef.14270やサブマリーナRef.14060(前期)に採用されていたノンクロノメータームーブメントで、毎時19,800振動から28,800振動へとハイビート化されています。つまり、時計としての精度が飛躍的に向上しました。精度向上に合わせて、ペルラージュ模様などデザイン的な装飾にも力が入れられたエアキングの中でも隠れた名機なのです。
・3代目 「Ref.14000M」
先代のリファレンスナンバー14000に「M」を備えてマイナーアップデートに近いモデルチェンジを果たし、2001年~2007年頃まで販売されていたエアキングが3代目のRef.14000Mです。 外装面のデザインや機能での変更点などはほぼありませんが、大きな変更点はやはり内部機構のムーブメントとなります。
当時から、ロレックスは時計としての正確性を確立するために、ムーブメント改良の試行錯誤に励んでいたのだと思われます。このRef.14000MからついにCal.3130を搭載します。このムーブメントは、現行サブマリーナのノンデイト114060やエクスプローラーI 114270などにも搭載されました。3代目は時計の精度とメンテナンスのしやすさが以前より改善したモデルなのです。
・4代目「Ref.114200」
2007年~2014年まで販売されていた4代目エアキングはついにモデルを表す型番であるリファレンスが6桁になりました。114200からは、中身のムーブメントは同じままで、外装が大きく変化しています。 ケースフォルムが先代までのモデルと比べ非常にボリューミーになり、ブレスレットもデザインが一新。それに合わせて、文字盤やベゼルバリエーションがさらに豊富になっております。しかし一気にバリエーションが増えたため、この4代目のモデルは従来までのファンからは非常に賛否両論あったのでした。
また、この次の年の2015年、世界最大の時計宝飾の見本市であるバーゼルワールドにて、オイスターパーペチュアルの34mmシリーズは変わらずラインナップはされていましたが、突如としてエアキングのロゴが文字盤から消え去ってしまったことが判明します。この突然のエアキングの生産終了は、当時ファンを騒然とさせました。
・5代目(現行モデル)「Ref.116900」
ロレックスの定番シリーズから一度姿を消したエアキングは2016年に大きくリニューアルし登場しました。これまでのエアキングと大きく異なるデザインが話題になり、さらにオイスターパーペチュアルとしてではなく、デイトナやGMTマスターIIなどと同様のプロフェッショナルシリーズとして展開。今までの34mmのサイズが40mmまで一気に拡大され男らしいスポーツロレックスに仕上がっています。5代目(現行モデル)は非常に個性的な装いを持って生まれ変わったのでした。
◯最後に
全文にてお伝えしたとおり、エアキングはロレックスの入門機という側面を持ちながら、時計愛好家に様々な表情を見せるような少し変わったモデルなのです。「ロレックス初心者」にも「時計通」にも相応しい二面性のあるエアキング。ロレックスの中でも得におもしろいモデルではないでしょうか。
近年はロレックス自体がブランドとしての価値を高めていることも影響し、モデル全体の相場が上昇傾向にあります。
ロレックスのエアキングをはじめとした高級ブランド時計の買取はブランド品&金・プラチナ買取マート豊明店へお任せください。もちろん、その他モデルやブランドのお持込も大歓迎です。
初めての方にも安心してご利用していただけるよう心がけておりますので、お気軽にご来店下さい。
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